RIVERAIN VOICE vol.21 [2019.09.18発刊]
博多リバレインモールから定期的に発行されているRIVERAIN VOICE。vol.21に、宮田織物のモノづくりが紹介されております。
理由があるから、定番。
手仕事という、風景。
食べる。着る。住む。私たちの暮らしは時代とともに便利に、そして快適に。ものづくりのあり方も変わり続けています。
それでも、変わらないものが人の想いです。たとえば、家族の健康を願いながら料理をこしらえる。厳しい寒さにふるえる人を温めてあげたいと、生地を織り、衣服を縫う。家族の時間を思い出深いものにしようと家具を造る。ものづくりの背景には、必ず誰かを想い、知恵を絞り、たえまなく手を動かす人がいます。
全ては手仕事から始まった。この原点を博多リバレインモールはこの先もずっと大切に発信していきます。
人気の定番商品をご紹介する今回は、いくつかの店舗のものづくりの現場を訪ね、商品が生まれた背景や商品に込められた人の思いをご紹介。目にした風景はいずれも手仕事を敬う気持ち、ものづくりへの意欲に満ちており、時代を越えて愛される定番の理由を教えてくれるのです。
(RIVERAIN VOICE vol.21より)
手から手へ、一着に命吹き込む。
創業は大正2年。久留米絣の工房から始まった宮田織物は、一貫してものづくりを探求している会社です。糸選びからデザイン、織り、縫製まで自社生産にこだわり・・と書くのは簡単ですが、1つの製品が完成するまでは気が遠くなるような緻密な手作業の連続。それぞれの工程ごとに手から手へ、ものづくりの長いリレーが続くのです。
宮田織物の代名詞、定番商品の「わた入れはんてん」も作り続けてもう半世紀以上に。先染め綿織物ならではの奥深い色合いの生地。現代の暮らしにフィットするようにと考えられたスリムで動きやすいデザインも。もはやこれは世界に誇るべき、メイド・イン・久留米の新しい防寒着と言いたいほどです。
見た目の魅力を支えているのは見えない部分に施された技術です。宮田織物の信条は「見えない所にこそ手を抜かない」。たとえば暖かさ、耐久性を考慮し、部分ごとの厚みを変えて入れられるわたや、表に縫い目を見せない仕上げ縫いの美しさ。それらはまさに、わずかな感触の違いを知る手仕事の賜物。各工程を任されているスタッフが常に手と頭を駆使して仕事をつなぎ、1着1着の製品に命を吹き込んでいます。
(RIVERAIN VOICE vol.21より)
直営店 「宮田織物」博多リバレイン店 map
〒812-0027 福岡市博多区下川端町3-1
博多リバレインモール B2F
電話: 092-292-4033(直通)
「宮田織物」博多リバレイン店では、「ひと織り、ひと針、愛情こめて。」ものづくりへの思いを込めた商品を揃えております。大正二年の創業時よりオリジナルにこだわりつづけ、オリジナル素材「和木綿」を元に「彩藍」「ことん」「らしか」の服飾ブランドと、かつて生産数日本一を誇った「わた入れ袢天」など、宮田織物でしか出来ない商品を揃えております。
ホームページに掲載しております商品を直接ご覧になりたい場合は、店頭に在庫が無い場合もございますので、ご来店前に一度店舗まで商品確認のお電話をお願い致します。