第11回 和木綿手づくりコンテスト・結果発表

第11回 和木綿手づくりコンテスト
結果発表&応募全作品掲載

2010年より始めました「和木綿手づくりコンテスト」も、
早いもので、第11回目を迎えることとなりました。

手づくりを心より楽しまれている皆さま、
和木綿を愛してくださる皆さまのおかげでございます。
ありがとうございます。

今回も、昨年に引き続き、
新型コロナウイルスによる影響を鑑み、
結果発表および、応募全作品の展示・掲載を
オンライン形式(ホームページ掲載)にて行なう判断を致しました。

例年のように授賞式および応募作品の展示を、
直接取り行うことができず、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解、ご了承頂けますよう、宜しくお願い致します。

今回も、たくさんのアイデア豊かな作品が届いております。
どうぞ、ご覧下さいませ。

ご応募頂きました皆さま。
誠にありがとうございました。

結果発表!!

第11回 和木綿手づくりコンテストに
ご応募頂きました全39作品の中から、
筑後市長賞・福岡県議会議長賞・各部門優秀賞・新人賞を発表致します。
なお、今回は、最優秀賞の該当者はございませんでした。

どうぞ、ご覧下さい。

【最優秀賞】該当者なし。

【筑後市長賞】

作品名「和木綿とリネンのチュニックワンピース」
製作者:神代由美子様

デザインのセンス、切替えのバランス等がとても良く、今の季節にぴったりの素敵な作品です。無地のブラックのリネンと組み合わせることで、和木綿が引き立っています。スタッフからも「素敵ね」「涼しそう」との声が上がっておりました。

【福岡県議会議長賞】

作品名「テーブルセンター(オーバーショット織り)」
製作者:東請弥様

和木綿の糸とシルクの糸を使用し、織り上げられた素晴らしい作品です。経糸には60/2絹糸を、緯糸には同じ絹糸と宮田織物の紺(2本取り)を使用し、10日間かけて織り上げられた作品です。1柄に58本という繊細な柄は、見る人を魅了し、スタッフからも「和木綿の糸で、こんな作品ができるんだね」「柄が素敵」と言った声が上がっておりました。

【優秀賞】ファッション部門

作品名「絣布地に見える?ジャケット」
製作者:東ヨシ子様

手織りで布地の織りからジャケットにまで仕立てられた、とても手の込んだ作品です。経糸40/2(シルケット加工)、緯糸100/2と宮田織物の和木綿の糸(紺)を使用し、手織りで織り上げ、ジャケットを作られました。柄のピッチが違うので、左右の縫い合わせが大変だったとのこと、真似することができない、とても熱意のある素晴らしい作品です。

【優秀賞】インテリア部門

作品名「滝平二郎に惚れて」
製作者:植木洋子様

日本の版画家・きりえ作家である「滝平二郎」氏の作品からインスピレーションされた作品。和木綿を丁寧に縫い上げ、版画の角のある独特な線を見事に縫い上げ、まるで版画そのもののような仕上がりです。拝見したスタッフも手仕事の丁寧さ、色使い、発想の面白さに、驚きの声が上がっておりました。

【優秀賞】小物部門

作品名「ハッピーイースター1」
製作者:桐明年子様

見た瞬間に、笑顔になる。そんな心温まる作品です。たまご一つ一つにも、リボンが付けられ、様々な和木綿の布地で作られており、スタッフからは「これは刺子花織の布地だ!」「こっちは雪雫」「oboroもあるね」といった、生地織りから自社で生産しているからこそ、様々な生地を色鮮やかに使用されているこの作品は、とても印象的でした。また、たまごが入っているバスケットには、たまごから育っていく様子が。デザインや発想も素敵な作品です。

【新人賞】

作品名「アイヌ刺繍バック」
製作者:山北由香子様

和木綿「笹鳴」の布地に、丁寧なアイヌ刺繍がとても印象的な作品です。ひと針、ひと針、丁寧に刺繍されたバッグから、手仕事の素晴らしさが伝わってきます。さり気ないオレンジのタグからも、センスの良さを感じる素敵な作品です。

 

今回も沢山のアイデアあふれる応募作品の中から、
選ばせて頂くことは、私どもにとっても大変難しく、
どれも甲乙つけがたい作品ばかりでございました。

全ての応募作品を、審査会場の様子の下記に
掲載させて頂いております。ぜひ、ご覧下さい。

審査会場の様子

ご応募頂きました作品一つ一つを、
宮田織物会長・社長をはじめ、全スタッフで
拝見させていただき、審査を致しました。

それぞれの作品に込められた想いを
書いていただきました応募用紙を拝見しながら、
丁寧に審査を進めていきます。

新型コロナウイルス対策の為、
今年も距離を保ちつつ、マスクを着用した上での審査となりました。

織りを専門とするスタッフからは、
「これは手が込んだ織り柄やね。」

縫製を専門とするスタッフからは、
「これはすごい手間がかかってるよ!」

など、さまざまな感想や意見が聞こえてきました。
審査するスタッフも、「ものづくり」が好きなスタッフばかり。

毎年、回を重ねる毎に、
皆さまの熱意や作品のスケールも大きくなっている・・
とても、とても有り難いことです。

さあ、お待たせ致しました!!
第11回 和木綿手づくりコンテストに
ご応募頂きました全39作品をご紹介いたします。

▼  ▼  ▼  ▼  ▼

応募作品掲載 全39作品

※作品がより見やすくご覧頂けるように、拡大写真を掲載しているものや、
大きく正面のみを掲載しているものがございます。予めご了承下さいませ。

応募作品「ファッション部門」全9作品

ファッション部門は、切り替えによる
和木綿の魅力が再発見された作品や、
和木綿の糸で自ら布地を織り製作された力作まで、
さまざまな作品が届きました。


作品No,F-1
製作者:吉田美紀様
作品名:スモッグ

作品No,F-2
製作者:吉田美紀様
作品名:ガウチョパンツ

作品No,F-3
製作者:菊川美喜子様
作品名:パッチワーク風チュニック

作品No,F-4
製作者:菊川美喜子様
作品名:パッチワーク風チュニック

作品No,F-5
製作者:神代由美子様
作品名:和木綿とリネンの
チュニックワンピース

作品No,F-6
製作者:神代由美子様
作品名:和木綿とリネンの
チュニックワンピース

作品No,F-7
製作者:生清栄子様
作品名:リバーシブルベスト

作品No,F-8
製作者:徳富さよ子様
作品名:ワンピース

作品No,F-9
製作者:東ヨシ子様
作品名:絣布地に見える?
ジャケット

応募作品「インテリア部門」全12作品

インテリア部門は、今回も、
製作者様のアイディアが光ります。


作品No,I-1
製作者:井嶌萬亀様
作品名:玄関マット

作品No,I-2
製作者:小柳利恵様
作品名:繋がる(命を守るリレー)

作品No,I-3
製作者:谷口章子様
作品名:玄関マット

作品No,I-4
製作者:鷹取恵子様
作品名:トイレマット上下

作品No,I-5
製作者:藤本睦様
作品名:レジェンド

作品No,I-6
製作者:川上絹代様
作品名:花のモチーフ
(タペストリー)

作品No,I-7
製作者:西郷あい子様
作品名:テーブルセンター

作品No,I-8
製作者:瀧澤裕子様
作品名:懐かしい日々

作品No,I-9
製作者:東請弥様
作品名:テーブルセンター
(オーバーショット織り)

作品No,I-10
製作者:植木洋子様
作品名:滝平二郎に惚れて

作品No,I-11
製作者:橋本優美子様
作品名:クッション

作品No,I-12
製作者:橋本優美子様
作品名:クッション(織り)

応募作品「小物部門」全18作品

小物部門は、今回も実用的なマスク、
お財布、バッグ、スリッパなどから、
とても可愛らしい小物などまで幅広い作品が届いています。


作品No,K-1
製作者:永島睦美様
作品名:立体マスク

作品No,K-2
製作者:多田暁子様
作品名:クレイジーキルトバック
(ふるさとの秋)

作品No,K-3
製作者:鶴田文子様
作品名:トートバッグ

作品No,K-4
製作者:井嶌萬亀様
作品名:手さげ

作品No,K-5
製作者:小柳利恵様
作品名:カバン秋冬バージョン

作品No,K-6
製作者:三木ひで子様
作品名:たくさん入る
ころころ手作りバッグ

作品No,K-7
製作者:冨山美由紀様
作品名:バッグとポーチのセット

作品No,K-8
製作者:鷹取恵子様
作品名:バック

作品No,K-9
製作者:生清栄子様
作品名:ルームシューズ

作品No,K-10
製作者:桐明年子様
作品名:ハッピーイースター1

作品No,K-11
製作者:川上絹代様
作品名:セカンドバッグ

作品No,K-12
製作者:松永一子様
作品名:巾着バッグ(3コ)

作品No,K-13
製作者:辻恵子様
作品名:コースター(7枚)

作品No,K-14
製作者:疋田千鶴子様
作品名:和風ランチョンマット(縞々)

作品No,K-15
製作者:志牟田よし子様
作品名:結びブローチ

作品No,K-16
製作者:宮田洋子様
作品名:お財布(たっぷり入る)

作品No,K-17
製作者:山北由香子様
作品名:アイヌ刺繍バック

作品No,K-18
製作者:大岩美砂香様
作品名:おさんぽバッグ

たくさんご応募頂き、感謝致しております。

第11回 和木綿手づくりコンテストに
ご応募頂きました皆さま、誠にありがとうございました。

今年も、昨年に引き続き、時代を反映した布マスクや、
実用的なお財布、小物から、ファッションアイテム、
インテリアなど、たくさんのご応募作品が届きました。

弊社の和木綿を使用した様々なアイテムを、
素敵な発想で仕立てて頂ける和木綿手づくりコンテストは、
弊社でも毎年とても楽しみにしている企画でございます。

新型コロナウイルスによる影響を鑑み、
今年も授賞式や応募作品の展示ができないという、
大変残念な対応を決断するしかなく、
そのような状況下でも、ご参加頂きました皆様には
感謝しかございません。ありがとうございました。

和木綿手づくりコンテストをはじめて、11年が経ちました。

こんなにも長い期間続けることが出来ましたのは、
和木綿を愛し、手づくりを愛していただいている
皆さまのご参加があってこそでございます。

これからも宮田織物は、さらに良きものづくりへと努力して参ります。
ご参加頂きました皆様、誠にありがとうございました。

宮田織物株式会社 スタッフ一同

 

歴代の受賞作品および応募作品

和木綿コンテスト:受賞作品および応募作品

2010年から始まった和木綿コンテストの
受賞作品および応募作品のお写真をご覧頂く事が可能です。

作り手の想いの詰まった
素敵な作品が勢揃いしております。
どうぞ、ご覧下さい。