[新聞] 日本経済新聞社「日経MJ」2021年1月25日掲載

[新聞] 日本経済新聞社「日経MJ」2021年1月25日掲載

2021年1月25日、日本経済新聞社発行の
新聞「日経MJ」竹内謙礼の顧客をキャッチのコーナーで
宮田織物のわた入れはんてんと、
弊社のものづくりについて掲載されました。

逆風でも質落とさず

大正2年(1913年)創業の宮田織物(福岡県筑後市)の
綿入れ半纏(はんてん)が販売好調だ。

2020年の年末には前年比2倍の売り上げを達成した。

「コロナ禍で家の換気をする機会が増えて、
暖かい室内着の半纏が見直されたみたいです」
(吉開ひとみ社長)

オイルショック時に暖房費を節約したい消費者に支持され、
半纏が爆発的に売れたことがあった。

その後は中国製の安価な商品に押され、
半纏は少しずつ売れなくなっていった。

取引先からは綿の質を落とすなど
価格競争力のある商品を作るよう何度も要望された。

「でも、うちの会社はその逆を行くことにしたんです。
付加価値を高めて、お客様に喜んでもらうことにしたんです」

デザインをモダンにして、
素材も合成繊維から綿100%に変更。

着心地や肌触りを重視した商品に刷新した。

1998年には、いち早くネットショップを開業した。

コロナ禍ではSNSを見た30~40代の購入が目立つ。

「見えないところに手を抜かないのが
うちの会社の信念なんです」

吉開社長の自信作は1万7千円の「山並み半纏」

布団を着ているように暖かく、
軽い着心地が老若男女のハートをわしづかみにしている。

利益が欲しいあまりに、お客様の見えないところで
商品の質を下げてしまうメーカーの話はよく耳にする。

しかし、今回の事例のように、商売人のプライドを賭けた
商品作りをする企業は、お客様に長く愛されるので、
トレンドの波に乗った時に大きく売り上げを伸ばせる。

「バレなければいい」
という油断した商品作りでは
商売人としての心がすさんでしまい、

最終的には短命のビジネスで終わってしまうのである。

(マーケティングコンサルタント)

(紙面より引用)

 

日経MJ様、竹内謙礼様、
弊社のものづくりを取り上げて頂きまして、
ありがとうございました。