[地域] Chikugo Art Farm Project 2021「はたらくアート」九州芸文館

[地域] Chikugo Art Farm Project 2021「はたらくアート」九州芸文館

「はたらくアート」とは

九州芸文館(福岡県筑後市)を拠点に
2014年度から取り組んできたアートプロジェクト
「ちくごアートファーム計画」は、
これまで風土、身体、自然、精神性、心身の自由などをテーマに展開しており、
2021年度は「はたらく」ことをテーマにした美術展を開催。

働くことの歴史を振り返ると、
文明の発展や宗教、政治、経済と密接に関わり、
その中で働くことの意義や形態は時代によって変化してきました。

現代の私たちの働き方は、今後どのように変わっていくのでしょうか。

芸術家の創作活動は仕事?遊び?そのようなテーマのもと、
3人のアーティストが筑後で作品(Art Work)を展示しました。

(ちくごアートファーム計画2021はたらくアート記録集より抜粋)

「ちくごアートファーム計画」とは

九州芸文館を拠点に筑後エリアの地域資源に着目しながら、
地域の方と一緒に展覧会をつくり上げるアートプロジェクト。

2014年度には、6月キックオフ・シンポジウム、8月・10月・12月クロストーク、12~2月市民参加型展覧会を開催。

2015年度には、「カラダに効くアート」をテーマに筑後エリア在住の3人の美術家とともに市民制作の映像ワークショップおよび体験型美術館の開催。

2016年度には、「筑後の自然と創造力」をテーマにワークショップおよび体験型美術展を開催。

(2017年-2018年度には、九州芸文館を拠点としたアートプロジェクト「CHIKUGO ART POT」を開催。)

2019年度には、アートマネジメント人材の育成プログラムとして、
高校生・大学生・社会人を対象に展覧会サポーターを公募し、
鑑賞プログラムの実施および国内外の3人の美術家とともに、
精神性と「美」を問い直す美術展の開催。

2020年度には、人材育成プログラムを継続し、「旅と恋愛」をテーマに5人の作家が地域を舞台とした美術展を開催。

2021年度には、人材育成プログラムの継続と3人の美術家とともに「はたらくアート」をテーマにした体験型美術展を開催。

(ちくごアートファーム計画2021はたらくアート記録集より)

「はたらくアート」と宮田織物

宮田織物では、布地を織る際に「耳糸」と呼ばれる
緯糸を裁断した切れ端が出ます。

機械の性質上、必ずできるものであり、
未だその活用方法も弊社では見つかっておらず、
今は、ただ捨てるだけの廃材(ゴミ)となっています。

その「耳糸」を、今回の「はたらくアート」の
《チャレンジラボ》の廃材として使って頂きました。

九州芸文館の皆様、「はたらくアート」の関係者の皆様、
アーティストの皆様、《チャレンジラボ》にご参加いただきました皆様、
ありがとうございました。

筑後広域公園芸術文化交流施設「九州芸文館」

九州芸文館は、地域とともに歩む芸術文化交流施設です。

所在地:福岡県筑後市大字津島1131
ホームページ:https://www.kyushu-geibun.jp/

『筑後広域公園芸術文化交流施設(愛称:九州芸文館)』(以下九州芸文館)は、「公園の中の駅」である九州新幹線筑後船小屋駅前に整備した施設です。

九州芸文館は、芸術文化関連団体やまちづくり団体等と連携を図りながら、芸術文化・体験・交流などさまざまな事業を展開し、公園や地域の魅力を発信することで、筑後地域の振興や発展に寄与・活用される事を目的として整備しました。

国立競技場の設計者の一人である隈研吾さんがデザインした九州芸文館。本館の大地からつながる特徴的な斜めの屋根。この「斜めの美学」とよばれる手法は、隈研吾さんが設計する多くの建築物に生かされているそうです。

(九州芸文館ホームページより)

九州芸文館では、様々なイベントが随時開催されております。
詳細は、九州芸文館ホームページをご確認下さい。