[新聞] 西日本新聞「はんてん端材で防寒グッズ」九大生が製造元とキット開発 2023年11月9日発行

[新聞] 西日本新聞「はんてん端材で防寒グッズ」
九大生が製造元とキット開発 2023年11月9日発行

2023年11月9日(木)に発行されました西日本新聞の筑後欄で、
【九州大学 芸術工学部 田中さん】が
宮田織物の端材を使用し企画した「pocca」について
掲載して頂きました。

筑後市は全国一の「綿入れはんてん」産地。
その生産工程で生じる「素材の残り物」を有効活用した
防寒グッズを、九州大芸術工学部4年の田中彩生さんが考案し、
老舗製造元の宮田織物(筑後市)と共同開発した。

同社によると、はんてん1枚を作るのに70グラムの綿が残り、
糸くずや布の切れ端も大量に発生。
産業廃棄物として処分するしかないのが悩みの種だった。

地域産業の課題解決に取り組む大学の授業で
同社の工場を見学した田中さんは、
大量廃棄されている素材の問題に着目。

残り物でアーム・レッグウォーマーを作る有効活用策を発案した。

幅12センチ、長さ40センチの帯状綿入れを、
手首や足首に巻いて温める。

簡単に脱着でき、肌にも優しいという。

工夫したのは、完成品を販売するのでなく、
手作りを楽しむキットを商品化したところ。

2枚を製作できる布と綿、説明書が入っている。
裁縫道具があれば簡単に作れるという。

商品名は「pocca(ポッカ)」
「ぽかぽか」「ぽっかぽか」をイメージした。

同社には端切れを使った商品はあったが、
残り物の綿と布を一緒にした商品は初めて。
筑後市役所で1日に記者発表した田中さんは
「商品化するために、コストや作りやすさまで考える必要があった。授業だけならそこまではしないので、難しかった」と感想を語った。

(掲載記事より抜粋)

取り組みを掲載して頂きまして、
誠にありがとうございました。