[新聞] 西日本新聞「久留米縞織 洋服4着完成」2021年2月11日発行 / 毎日新聞 2021年2月13日発行

[新聞] 西日本新聞「久留米縞織 洋服4着完成」2021年2月11日発行
毎日新聞「久留米縞織、新ブランド シマオリチェック、洋服完成」2021年2月13日

[新聞] 西日本新聞「久留米縞織 洋服4着完成」2021年2月11日発行

「復活プロジェクト」若者向けのチェック柄

筑後地区の伝統織物「久留米縞織(しまおり)」の
若者向け商品をつくる「復活プロジェクト」で、
今月上旬に4着の洋服が完成した。

香蘭女子短期大(福岡市)の学生が
「シマオリチェック」という柄を考え、
同市の小畑亮二さんがデザインを担当。
筑後市の宮田織物とミツノブが縫製した。

11日から福岡市で展示される。

きょうから福岡市で展示

久留米縞織は、
明治初期から庶民に親しまれた、しま模様の綿織物。

国の重要無形文化財の久留米絣より知名度は低い。

織元でつくる筑後染色協同組合によると、
敗戦直後約200だった組合員は11まで減った。

久留米縞織の危機を救おうと、
県中小企業団体中央会が呼び掛けて
2018年に「久留米縞織復活プロジェクト」が始動。

20~30代女性向けにチェック柄の洋服を作ることになった。

昨年10月、短大の学生がアイデアを出した
シマオリチェックの4種類の柄が完成した。

デザイナーの小畑さんが10着の洋服を考案。

このうち4着が先行して出来上がった。

縞柄の代表的な「井桁柄」をイメージした
青と白のシャツとワンピースをミツノブが担当。

筑後の緑豊かな自然とイチゴの赤を取り入れた
シャツとスカートを宮田織物が制作した。

協同組合の光延申二理事長は
「従来の縞織にはない、
時代にあった明るい色合いに仕上がった。
若い人に着てほしい」と期待する。

11日~14日に福岡市中央区天神の
ソラリアプラザビル1階で開かれる
香蘭女子短大ファッション総合学科の
卒業制作展の中で、4着の服を展示する。

残る6着も今月中に完成する見込み。

3月からクラウドファンディングを利用して
予約販売する計画という。(平峰麻由)
(西日本新聞 筑後版より)

[新聞]毎日新聞「久留米縞織、新ブランド シマオリチェック、洋服完成」
2021年2月13日発行

筑後地区の伝統的な織物
「久留米縞織(しまおり)」を手がける
筑後染織協同組合(筑後市)は、

チェック柄の新ブランド「シマオリチェック」
の生地を使った洋服を完成させた。

香蘭女子短大(福岡市南区)の
学生たちがデザインを考案した。

完成した服をソラリアプラザ
(福岡市中央区天神2)
1階で開催している同短大の
卒業・修了制作展で14日まで展示している。

組合によると、久留米縞織は
はんてんや作務衣(さむえ)などに使われているが、
顧客の高齢化に伴い需要が減少している。

そこで新たな顧客を開拓するために
「日本発・世界に通用するチェック柄ブランドをつくる」
というプロジェクトを2020年8月にスタートさせた。

プロジェクトに参加する
同短大テクニカル専攻科の学生たちが、
久留米縞織の特徴でもある縞模様を組み合わせて
チェック柄4種類を考案した。

筑後の風景をイメージした青や白、
特産のイチゴの赤や緑などの色を取り入れた。

監修は大分県出身のデザイナー、
小畑亮二さんが務め、
染織や縫製は組合などが手がけた。

若い世代を主なターゲットにした
洋服10種類のデザインが固まった。

卒業・修了制作展の会場では、
完成したシマオリチェックの
シャツ2着とスカート、ワンピース各1着を先行展示している。

同短大テクニカル専攻科の田口祐子さん(21)は
「社会人になったら自分も着てみたいと
思えるような想像以上のものができた」と話す。

組合の光延申二理事長(71)は
「伝統的な織物に新しい息吹を入れた商品を、
若い世代に着ていただきたい」と期待している。

洋服は3月以降、
インターネットなどを通じて販売される予定。(山崎あずさ)
(毎日新聞 福岡都市圏版より)

企業とのプロジェクト企画 テクニカル専攻科

開催期間:2021年2月11日(木)~14日(日)
会場:ソラリアプラザビル1階 イベントスペースゼファ
所在地:福岡市中央区天神2丁目2番43号

展示日時:日により時間が異なります。ご注意下さい。
2月11日(木)13時~19時
2月12日(金)・13日(土)・14日(日)10時~19時

久留米縞織について

久留米縞織については、こちらに詳しく記載をしております。

どうぞ、ご覧下さい。