ものづくりの姿勢

ひと織り、ひと針、愛情こめて。
百年企業となり、宮田織物がさらに目指すものづくり


大正2年、久留米絣(かすり)の里である
福岡県筑後市で、産声を上げた宮田織物は、
平成25年4月で創業百周年を迎えました。

久留米絣から、わた入れ袢天(はんてん)、そして婦人服へと、
時代により作るものは変わりましたが、
宮田織物のものづくりへの真摯な思いは変わりません。

1本の糸から選び抜き、何度も何度も試織を重ねる。

そうして織り上げた布地「和木綿(わもめん)」を、
着る人への思いを馳せながら、
企画デザインし、一枚一枚心を尽くして縫い上げる。

この一貫生産体制だからこそ、
製品へこめた思いは、どこにも負けないと思っております。

「一隅を照らす」という精神と、
「見えないところに手を抜かない」という信念で、

お客さまに喜ばれ、社員が幸せになり、
社会に貢献していく企業を目指して、
これからも私たちは、ものづくりに精進して参ります。

宮田織物が考えるものづくり
◆一隅を照らす。その思いを胸に。
宮田織物の経営理念は「一隅を照らす」
自分達の置かれた場所で、与えられた役目を
精一杯果たしていくことです。

小さな光が、やがて大きな光となるように、
見えない所も決して手を抜かない誠実なものづくりを
コツコツと続けることで、お客さまに喜ばれ、
地域社会に貢献していく。

私たちは、一隅を照らしていきたいと思っています。

◆糸選び、織り、縫製。一貫した自社生産。
宮田織物が最も大切にしていること、それはものづくりです。

一本の糸を選ぶことから始め、デザイン、布地織り、縫製まで、
全て一貫生産にこだわります。
だからこそ製品に自分たちの思いが宿るのではないでしょうか。

伝統から学びつつ、新しい知識をも得ながら、
オリジナルの製品を生み出す。

この温故知新の姿勢も、宮田織物のものづくりを支えています。

◆オリジナルへのこだわり。
宮田織物は、オリジナリティにこだわります。
大正2年の創業時から、連綿と受け継がれてきたものづくりの技術。
それに裏打ちされた宮田織物でしかできない独創的なデザイン。

かつて生産数日本一を誇った「わた入れ袢天(はんてん)」や、
オリジナルブランド「彩藍(さいあい)」に、
そのこだわりはしっかりと反映され、進化し続けています。
見えない所も決して手を抜かない誠実なものづくり

◆地元、筑後で生産し、地域に貢献する
宮田織物は、筑後の地場産業の伝統工芸品、
久留米絣の機屋(はたや)がその歴史のスタートです。

ですから、オリジナルの素材「和木綿(わもめん)」は、
久留米絣がルーツなのです。

私たちを育ててくれた筑後の地に、少しでも恩返しがしたい。
さらに培われた伝統と高い技術を次の世代に伝えていきたい。

その思いから、地元筑後での生産にこだわり続けます。

2013年4月 創業百周年を迎え製作した自社パンフレットより抜粋


久留米という地で、
先達の遺産を生かすものづくり
一本の糸から選び抜き、織り上げる和木綿で上質の服づくり


◆現在と今と
創業大正2年、久留米絣(くるめかすり)の
機織からはじまった宮田織物は、
昭和40年代からわた入れ袢天(はんてん)を
作りはじめました。

品質重視のわた入れはんてん作りに
確かな評価をいただき、
最盛期には、年間50万枚ものわた入れはんてんを
生産・販売した実績がございます。

そして今、良質で趣向性の高い商品を求める
お客さまの思いに応えるべく、
わた入れはんてん・作務衣・彩藍などの
商品展開をしております。

◆わたから自社製で
そもそもわた入れは、わたが命です。
昔のようには着られなくなりましたが
「わた入れはんてん」という製品は、
日本の気候や暮らしにとても合います。

納得できるものを皆さまに
お届けしたいという思いから、
わた作りから織り、デザイン、縫製までを
一貫して行なう。
これが宮田織物のわた入れはんてん作りの
基礎となりました。

※現在では、はんてんのわた作りは、
信頼あるわた作りの専門に依頼し、
高品質で安全なわたの生産を
行なっていただいております。

◆室内着の変化とともに‥
宮田織物の生産の中心としていた
わた入れはんてんですが、
住環境や地球の温暖化、室内着の変化などにより、
需要は減って参りました。

これまでのものづくりや、
自社の特徴を生かしながら、何ができるか?

試行錯誤を重ね、試織を繰り返し、納得いくまで試作。
開発を重ねました。

◆久留米という産地において
そうして出来上がってきたのが、
和風モダンといった服づくりです。

久留米絣という先達の遺産を盛り込みながら、
オリジナルの布地「和木綿(わもめん)」が
完成いたしました。

「和木綿」は、久留米絣の味わいを生かし、
和の感覚を生かしながら、現代の暮らしにあうもの。
というテーマで、テキスタイルのデザインから
自社で行なっています。

その布地を使用した宮田織物オリジナル
婦人服ブランド【彩藍(さいあい)】は、
幅広い年代の方から、永くご愛用できる商品として
ご愛用いただいております。

◆和木綿へのこだわり
・木綿の風合い
・今までにない風合い
・伝統を生かすこと
・新しい感覚
・着やすさ
などに、こだわり続けながら、
より良いものへの挑戦を続けていきます。

1本の糸から選び抜き、
織りを凝らし、試織を重ね、完成する和木綿。

その良さを最大に生かすべく、
デザインにもこだわります。

◆これからの取り組み
物がありあまる時代だからこそ、
品質を守り、今までにないものづくり、
皆さまに納得していただけるものづくりを
続けていきます。

着ていて、やさしくなれる上質の大人服。
和木綿の味わいを1人でも多くの人に
味わっていただくことが目標です。

2001年 宮田織物株式会社 代表取締役社長 宮田智(※現会長)