[豆知識]作務衣とは何か。甚平との違い

[豆知識]作務衣とは何か。甚平との違い

創業百年を越える宮田織物では、
自社で生地のデザインから行ない、
生地を織り、生産をした作務衣と甚平を販売しております。

 

甚平は、花火大会やお祭り等でもよく見かけるので、
浸透しておりますが、作務衣は意外と知らない方も。

2019年10月より放送されております
TBSテレビ「4分間のマリーゴールド」では、
宮田織物の作務衣・甚平・はんてんを
ご着用頂いております。(メディア掲載情報

▼写真(左)甚平 (右)夏用作務衣

<目次>

1、作務衣とは

2、作務衣と甚平の違い

3、作務衣の着用時期

4、作務衣の着こなし・コーディネート

5、作務衣の素材

6、作務衣は、こんな方にご愛用頂いております

7、作務衣のよくある疑問・質問

8、宮田織物の作務衣のご購入は、公式通販サイトまたは直営店で可能です。

1、作務衣とは

「さむえ」または「さむい」とも読みます。
宮田織物では、一般的に多く呼ばれている
「さむえ」で呼んでおります。

作務衣は、もともと禅宗の修行僧の作業着のことです。

今でも、お寺などで、作務衣を着ている方を
お見かけすることがあると思います。

宮田織物の作務衣も、
「お寺で使用します」と
買いに来られる方もいらっしゃいます。

また「白作務衣」は、巡礼用にも使用され、
鍼灸師の方のユニフォームとして使用される方も。
白作務衣につきましては、特集ページをご覧下さい。

ちなみに「作務」とは、
禅宗の修行僧の日常の労働作業
(掃除や薪割りなど)のことです。

作業着に使われていることからもわかるように、
とても動きやすい仕立てになっております。

しかしながら、まるで着物のような印象で、
衿元がキリっと引き締まった印象に。

作務衣ができた当初は、
長めの上着のみだったとのこと。

現在のように、
上着とパンツのセットになったのは、
比較的最近といわれております。

宮田織物でも、作務衣は、
上下セットの状態で販売しております。

休日のくつろぎ着にも最適です。
のんびりしたい休日、
身も心ものびのび出来るウェアが作務衣です。

紐で結んで着るという伝統の形は、
身体を締め付けず、
サイズ調節も楽にできます。

衿付きなので、きちんとしたイメージで、
突然のお客様にもあわてず、失礼になりません。

2、作務衣と甚平の違い

  • 甚平:半袖・半ズボン型
  • 作務衣:長袖・長ズボン型

衿などの仕立ては、同じですが、
袖の長さ、ズボンの長さが大きく異なります。
また、細かい部分では、
袖付け部分等が異なります。

写真は、甚平[麦打]黒

商品により、作務衣は
袖口が筒状になっているものと、
ゴム仕立てになっているもの。

足首が紐仕立てになっているものと、
ゴム仕立てになっているものなど、
様々な種類がございます。

甚平は、袖付け部分に飾りや、みやつ口を施すなど、
涼やかに過ごせる工夫が多数ございます。

どちらも、四つ紐型の上着であることは同じです。

3、作務衣の着用時期

着用時期で言えば、

  • 甚平:真夏のみ。
  • 作務衣:使用している布地次第。一年中着用できるものも有り。

宮田織物の作務衣は、
使用している布地により、
通年もの・春秋冬向け・夏向け等に
おすすめ着用時期が異なります。

4、作務衣の着こなし

着方に決まりはありません。
作務衣を着るのに、
特別なものを準備する必要はありません。

作務衣の下着は、
専用のものも市販されていますが、
普通の“U首の下着”でも十分です。

“丸首シャツ”がチラリと見えるのも、
清潔感があります。

履物も、下駄や草履だけでなく、
スニーカーやカジュアルなサンダルでも素敵です。

 

5、作務衣の素材

宮田織物の作務衣は、
布地のデザイン・織りから始まります。
糸一本から選び抜き、吟味し、織り上げます。

宮田織物では、オリジナルのテキスタイルを「和木綿」と呼んでいます。

久留米絣の機屋からはじまり、
現代の製品にあわせ、着尺から広幅織物へと切り替え、
現在も福岡県筑後市で、布地の織りから丁寧に生産を行なっております。

古い年代物の織機は、ゆっくりと空気を含み、
速度は遅いけれど、味のある木綿織物を織り上げていきます。

そんな「和木綿」を使用した作務衣は、
生産数にも限りがあり、通販サイトと
直営・直販店舗限定(福岡県内)でのみ販売を行なっております。

テキスタイルデザインから、
糸選定、織り、商品デザイン、裁断、縫製まで、
宮田織物のものづくりは、すべて国内自社生産。

もちろん、どの工程も「着る人のことを第一に考え」
スタッフ一同、心を込めて一枚一枚丁寧に仕立てていきます。

6、作務衣は、こんな方に、ご愛用頂いております。

お坊さんはもちろんのこと、
程よいゆとりと動きやすさから、
自宅でお仕事をされている方や
陶芸・ヨガなどの趣味を
されている方からもご愛用頂いております。

旅館や料亭などでの作業着や、
部屋着としてもご用命頂くこともあります。

また、着脱がしやすいことから、
病院への通院時や、入院服として
ご購入される場合も多いです。

パジャマや、ジャージ代わりに、
作務衣をご愛用される方も多いです。

宮田織物の作務衣は、
上着・パンツともに“ポケット付き”で、
普段着るのにもとても便利。

作務衣姿は、清々しい
「老若男女を問わない」という所も、人気の理由です。

若い方から、シニアまで、
作務衣ほど着る人を選ばないウェアはありません。

作務衣姿は、きりりと背筋がのびて見えます。
これも、伝統の持つ強みでしょうか。

女性の愛好家も増えています
忙しい暮らしの中で、ほっとする時間が欲しい・・
作務衣は、そんなあなたの味方です。

女性用作務衣は、袖口がゴム仕立てなので、
家事やガーデニングにもぴったり。

7、作務衣のよくある疑問・質問

作務衣は、普段着にも、作業着にも
ご使用頂けるものですが、
サイズや、着こなし、お手入れ方法など
わからない事や疑問を持たれる方も多い商品です。

宮田織物には、日々作務衣に関する質問が届きます。
代表的な質問を「作務衣の質問・疑問」のページにまとめました。

皆様から寄せられる作務衣の疑問・質問について
おまとめしております。お役に立ちましたら幸いです。

8、宮田織物の作務衣は、公式通販サイトおよび直営店 限定販売

作務衣を着てみたいけれど、
どこで買えますか?と質問を頂くことがあります。

宮田織物で仕立てている作務衣・甚平は、
公式通販サイトまたは直営・直販店のみの限定販売です。

自社で生地のデザインから考え、
福岡県筑後市の工場で織り、裁断、縫製して仕立てる作務衣・甚平。

ご自宅で過ごす時間が増えている今、
新たな装いとして見直されています。

工場直営 公式通販サイト(WEB)では、
工場から直接お手元へお届け。
販売中の全ての作務衣をご覧頂くことが可能です。

ギフトラッピングや、お箱入れ包装(有料)にも対応しておりますので、
大切な方への贈り物ギフトの際にもご安心下さい。

※通販サイトでご注文の際は、
初回のご注文時のみサイズ交換等も
無料で行なっております。
(ご利用案内:返品/交換について)

手に取ってご覧になりたい方は、
当社の直営店舗にご来店をお願い致します。

宮田織物 直営店舗 一覧

※店舗は、スペースに限りがございますので、
ご覧になりたい品の在庫が店頭にあるか、
お問い合わせのお電話を直接店舗までお願い致します。

いかがでしょうか。

作務衣も甚平も、和を感じることができ、
いつもの日常をより素敵に、快適に過ごすための
お役に立てましたら作り手として幸いです。