作務衣の由来~作務衣百問百答1~

紬織り作務衣この作務衣は紬織り作務衣です

数えたら100を超しますが、皆様からいただいた質問を「百問百答」としてまとめました。私の主観の入った箇所もございますが、少しでもお役にたてば幸いです。

□目次
問1 作務衣(さむえ)って、何と読むのですか?
問2 作務衣(さむえ)って、そもそも何ですか?
問3 作務衣(さむえ)の「作務」って、何ですか?
問4 作務衣(さむえ)って、いつ頃できたのですか?
問5 作務衣(さむえ)って、どんな形なのですか?
問6 作務衣(さむえ)って、甚平(じんべい)と、どう違うのですか?
問7 作務衣(さむえ)って、浴衣とは違うのですか?
問8 作務衣(さむえ)って、もんぺとは違うのですか?

■作務衣の由来

問1 作務衣(さむえ)って、何と読むのですか?
「さむえ」または「さむい」と読みます。「さむえ」と読むことが多いようです。

問2 そもそも作務衣(さむえ)って、何ですか?
作務衣(さむえ)は、もともと禅宗の修行僧の作業着です。

問3 作務衣(さむえ)の「作務」って、何ですか?
「作務」とは、禅宗の修行僧の、日常の労働作業(掃除や薪割りなど)のことです。

問4 作務衣(さむえ)って、いつ頃できたのですか?
いつできたかは、はっきりしていませんが、もともとは長めの上着のみで、ズボンはなかったそうです。今のように、上着とズボンの組み合わせになったのは、比較的最近といわれています。

問5 作務衣(さむえ)って、どんな形なのですか?
上着とズボンの組み合わせが基本の形です。

問6 作務衣(さむえ)って、甚平(じんべい)と、どう違うのですか?
形・着用期間からいえば、下記のようになります。
作務衣:長袖・長ズボン 着用期間:通年(一年中)
甚平:半袖・半ズボン 着用期間:夏(暑い季節)

※参考までに甚平の由来を語源由来辞典より引用させていただきます。
甚平は、「甚兵衛(じんべえ)」とも書き、「甚兵衛羽織」に由来する。甚兵衛羽織とは、下級武士向けの木綿綿が入った袖なし羽織で、陣羽織を真似てつくられた「雑兵用陣羽織」の意味から、「陣兵羽織」で「甚平衛羽織」になったとされる。その甚平衛羽織を着物仕立てにしたものが、「甚兵衛(甚平)」である。つまり、「甚平」という語の流れは、「甚羽織」→「陣兵羽織」→「甚平衛羽織」→「甚兵衛」→「甚平」であろう。その他、甚平の語源には、「甚兵衛」という人が作ったとか、よく着ていたからといった説もあるが、単に字面から言われたもので、根拠らしきものはない。(語源由来辞典より引用)

問7 作務衣(さむえ)って、浴衣とは違うのですか?
形・着用期間からいえば、下記のようになります。
作務衣:上下セット 着用期間:通年(一年中)
浴衣:長い上着のみ 着用期間:夏(暑い季節)

※参考までに、浴衣の由来を語源由来辞典より、引用させていただきます。
浴衣の漢字は当て字で、「湯帷子(ゆかたびら)」の略である。「湯帷子」は、入浴時や入浴後に着る「帷子」のことです。「帷子」とは、夏用の単衣の着物を意味し、「片枚(かたびら)」とも書かれる。平安中期の「和名抄(倭名類聚鈔)」には、「内衣 布で沐浴の為の衣也」とある。江戸時代以降、入浴に関係なく夏に着る単衣を「ゆかた」というようになった。(語源由来辞典より引用)

問8 作務衣(さむえ)って、もんぺとは違うのですか?
形からいえば、下記のようになります。
作務衣:上下セット
もんぺ :ズボンのみ

※参考までに、浴衣の由来を語源由来辞典より、引用させていただきます。
もんぺの語源は、「股引(ももひき)」「股はき(ももはき)」が変化し、「もっぺ」となり、さらに「もんぺ」になったとする説。門兵衛という人が考案したため、名前をもじって「もんぺ」になったとする説。トイレで簡単に用が足せないことから、門が閉ざされているとし、「門閉」で「もんぺ」になったとする説。ズボンのことを、アイヌ語で「オムンペ」と呼ぶことから、「もんぺ」になったとする説などがあるが、正確な語源は未詳である。もんぺは、主に東北の婦人が用いていたが、第二次世界大戦中に全国に広がった。永井荷風の「断腸亭日乗(だんちょうていにちじょう)」の昭和18年9月の条には、「八月中この後毎月八日には婦女必ず百姓袴(モンペ)を着用すべき由お触れあり」とある。(語源由来辞典より引用)

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