[半纏] 宮田織物の「わた入れはんてん」に対する想い

古いようで新しい。
私たち宮田織物の「わた入れはんてん」は
さりげない日常の幸せを演出し、
心もからだも温めてくれる、日本の伝統的な防寒着です。

きちんと手入れをすれば長く使え、体にも馴染んでいく。
そんな伝統と新しさを織り交ぜたはんてんの魅力。

朝晩、少し寒さを感じる季節から、
春先のまだ寒さを感じられるころまで、
まるでお布団に包まれるような温もりを
感じてくつろいでいただきたい。

着る人の着やすさ、温かさにこだわり続け
一つ一つ思いを込めて作っています。

中わたには、同じ筑後市にある新川桂株式会社で
特別に作っていただき使用しております。

わたには、繊維が太くへたりにくい特徴のあるデシ綿を使用。

さらに天然繊維の木綿わたにふくらみを補うため、
混紡わたには、ポリエステルわたを20％ブレンドしています。
木綿のわたの良さを損なわないよう試行錯誤した絶妙な割合です。

「わた入れはんてん」の肌触りの良い生地は、
着た時にゴワゴワ感を感じず、体に馴染みます。

さっと羽織って、まるでお布団に包まれているような、
優しい暖かさを感じて頂けます。

昔ながらのはんてんから、
生地のデザインや型が現代風になっているものもあり、
ちょっとした外出着としても活躍します。

昔ながらの「わた入れはんてん」のイメージに多い、
衿元に付いていたビロード生地、別珍（べっちん）を
使用しているものもございます。

形は、昔ながらの形ですが、

自宅でも、オフィスでも気軽に羽織れて、着心地も抜群です。

もちろんちょっと外に出かける時も、暖かい。
いつもの服装の上から羽織ってお出かけしてください。

いまや、忘れ去られつつある、昔ながらの防寒着、
「わた入れはんてん」の良さを再認識していただきたい。

「わた入れはんてん」を知らない方にとっては、
昔ながらのはんてんの良さを新しく知っていただき、
木綿生地の「わた入れはんてん」の暖かさを実感して欲しいと思います。

ひと昔前まで、なんとなく見かけていた
「わた入れはんてん」ですが、
年々、安価な防寒着に押され
実生活や店先からは見かけなくなりつつあります。

さらに、わた入れはんてんには、
定義的なものが見られない事もあり、
使用される生地も中わたも化学繊維、
さらには、海外で製造され、
全てミシンで縫われている商品も多く、

手作りのはんてんに比べると
はるかに安価で店頭に並んでいたりもします。

宮田織物では、50年以上にわたって
「わた入れはんてん」の製造を続けておりますが、
年々、減っている「わた入れはんてん」の需要に危惧を抱いております。

この古き良き「わた入れはんてん」を絶やさないよう
この場を通じて良さを知っていただき、
皆様に愛される「わた入れはんてん」を作りつづけていきたい。

昔ながらの木綿生地の良さや、
木綿の中わた、手作りの良さに触れて
認識していただける事が少なくなっておりますが、

この場を通じて少しでも木綿織物の良さ、
手作りの良さを知っていただき、
宮田織物の「わた入れはんてん」に袖を通して、
思い思いのくつろぎの時間を過ごしていただきたいと考えております。

宮田織物株式会社
クラウドファンディング「makuake」掲載記事より抜粋引用掲載

宮田織物のわた入れはんてんは、
表地の種類も豊富にあり、袖の長さや型も様々です。

わた入れ商品のラインナップは、
工場直営オンライン通販サイトでご覧いただけます。

着る人の生活とお好みにあわせ、
お選び頂けましたら幸いです。