[新聞] 修猷新聞Neo vol.388「地場産業の魅力発信」

[新聞] 修猷新聞Neo vol.388「地場産業の魅力発信」

修猷館高等学校新聞部が発行している「修猷新聞Neo」に、
新たなファッションブランド誕生「地場産業の魅力発信」として、
宮田織物も参加している「シマオリチェック」のことが掲載されました。

新たなファッションブランド誕生「地場産業の魅力発信」

私たちから遠い存在に思える「伝統工芸」。
そんなイメージを変えていこうと、
若者にその良さを伝えようとするプロジェクトが筑後で起こっていた。
新聞部は「シマオリチェック」を軸にその再興を図る久留米織を取材した。
(記事より抜粋)

筑後の伝統産業「久留米織」

久留米織とは

久留米織は、明治時代に小川トク氏によって生み出された筑後地方の織物をルーツに発展してきた。先染めの糸を織って作られる縞模様などが特徴だ。

久留米織の生地幅は100センチメートル以上にもなり、これは他の織物と比べて非常に大きい。
この特徴を生かして大きな柄を織り込むことができる。

また、似た名前に久留米絣(くるめがすり)があるが、久留米織と久留米絣は別物である。

久留米織の方が安価であるため、手が届きやすくなっている反面、
久留米絣の偽物と思われることもあった。

現在は差別化を図るため、名前を久留米織から筑後織に変えようという動きもあるそうだ。

完成までの手順

久留米織は、大きく分けて次の5ステップで作られている。

  1. 工場で糸を染める
  2. デザイナーが染められた糸のデータを基にデザインを考え織柄(設計図)を作成する。
  3. 織柄通りに職人が経糸を並べる(整経)。糸1本でも間違えると違う柄になるため正確さが求められる。
  4. 経糸を機械に取り付け緯糸を入れ、生地を織っていく。
  5. 生地の汚れやシワなどを取るため工場で加工する。

久留米織の特徴の一つに、先に染められた糸を使って織る織物であることが挙げられる。

そのため、繊細なグラデーションなどの細かい表現が可能であり、色落ちしづらい織物を作ることができるそうだ。

福岡繊維業界の今後

久留米織の職人・森聡美さんは現在の福岡の繊維業界に寂しさを感じているという。

福岡には久留米織を始め、博多織、久留米絣といった織物があるにもかかわらず、経済産業省の全国の繊維産地の資料に福岡の名前はない。

これには後継者不足による生産力の低下などが関係している。そのため、シマオリチェックのホームページを改良したり、SNSを利用したりして若い世代に興味を持ってもらえるようにしている。

今後も、地元にある素敵な織物を知ってもらうきっかけづくりをしていくそうだ。

「産地は数々の危機を乗り越えて今に繋がっている。その先人たちの思いが糸一本に込められている。今一度日本のものづくりの面白さを伝え、久留米織を身近な存在に感じてもらいたい」と語った。

(記事より)

 

弊社にも、取材に来ていただきまして、ありがとうございました。
シマオリチェックのこと、久留米織のこと、久留米絣との違いについてなど、
若い世代の方にも知って頂ける、素敵な機会になったと思います。
ありがとうございました。